【色彩検定3級】間違えやすいポイントまとめ

【色彩検定3級】間違えやすいポイントまとめ

色彩検定は、似た用語や慣用色名が多く、「なんとなく」で覚えてしまうと混乱しやすい試験です。

この記事では、私が色彩検定2・3級を勉強する中で実際によく間違えたポイントを、「何が違うのか」「どう覚えると忘れにくいのか」という視点でまとめました。

色彩検定3級の学習中に「あれ、どう違うんだっけ?」と迷ったときや、知識を整理したいときに、ぜひ活用してみてください。

 

① 中性色と中間色の違い

まず、中性色と中間色の違いです。

名前は似ていますが、意味はまったく異なります。

  • 中性色:暖色・寒色のどちらにも偏らない緑や紫など色彩心理の分類
  • 中間色:純色に灰色を混ぜた色の表示の分類

詳しく見ていきましょう。

中性色とは(色彩心理)

色には「暖かい」「冷たい」と感じる印象があり、これを色の寒暖感といいます。

寒暖感は色の三属性(色相・明度・彩度)の中でも、特に色相との関係が深く、色相は次の3つに分類されます。

分類 代表的な色 印象
暖色 赤・オレンジ・黄 暖かく活発
寒色 青緑・青 冷たく落ち着いた印象
中性色 緑・紫 暖かさ・冷たさのどちらにも偏らない

PCCS色相環での分類

  • 暖色:1:pR~8:Y
  • 寒色:13:bG~19:pB
  • 中性色:それ以外

暖色でも彩度が低いと暖かさは弱く感じられます。

また、白・灰色・黒などの無彩色は、有彩色より冷たく感じられやすいとされています。

中間色とは(色の表示)

色は大きく有彩色無彩色に分けられます。

  • 有彩色:赤・青・黄など色みのある色
  • 無彩色:白・灰色・黒など色みのない色

さらに有彩色は次の3種類に分類されます。

分類 特徴
純色 最も鮮やかな色(彩度が最も高い)
清色 純色に白または黒を混ぜた濁りのない色
中間色 純色に灰色を混ぜた濁りのある色

覚え方はシンプルです。

  • 純色+白=明清色(p、lt、b)
  • 純色+黒=暗清色(dkg、dk、dpトーン)
  • 純色+灰色=中間色(ltg、sf、g、dトーン)

色彩検定2級では、中間色(中明度・中〜低彩度)だけを組み合わせたトーナル配色が登場します。

セットで覚えておくと◎。

② 色相配色とトーン配色の違い

次に、色相配色とトーン配色の違いです。

こちらも混同しがちですが、見るポイントが異なります。

  • 色相配色色相(色み)の違いを見る
  • トーン配色明度・彩度(トーン)の違いを見る

配色とは、2色以上の色を組み合わせることを指します。

詳しく見ていきましょう。

色相配色とは

色相配色とは、色相環上でどれくらい離れているか(色相差)を基準に考える配色です。

PCCS色相環は24色で構成されており、反対側に位置する色同士が色相差12(最大)になります。

配色名 色相差
同一色相配色 0
隣接色相配色 1(Vトーンのみ)
類似色相配色 2・3
中差色相配色 4~7
対照色相配色 8~10
補色色相配色 11・12

過去問では、配色を見て「類似色相配色」「対照色相配色」などを選ぶ問題がよく出題されています。配色名と色相差は優先して覚えておきたいポイントです。

トーン配色とは

トーン配色とは、PCCSのトーン区分図での位置関係を基準に考える配色です。

同じ色相でも、トーン(明度・彩度)が変わると配色の印象も変化します。

トーンは色調とも呼ばれます。

主なトーン

略号 名称 印象
p ペール

軽い・かわいい

lt ライト 澄んだ・子どもっぽい
b ブライト 健康的な・陽気な
v ヴィヴィッド 鮮やかな・目立つ
ltg ライトグレイッシュ 落ち着いた
sf ソフト 穏やかな・ぼんやりした
s ストロング くどい・情熱的な
g グレイッシュ 濁った・地味な
d ダル くすんだ
dkg ダークグレイッシュ 陰気な・重い・固い
dk ダーク 大人っぽい・丈夫な
dp ディープ 伝統的な・和風の

トーン配色の種類

配色名 特徴
同一トーン配色 同じトーン同士を組み合わせる。統一感が出やすい。
類似トーン配色 隣り合うトーンを組み合わせる。共通するイメージが強調される。
対照トーン配色 離れたトーンを組み合わせる。コントラストが強くなる。


③ 慣用色名の覚え方

最後に、慣用色名の覚え方です。

公式テキストに掲載されている慣用色名は、3級で64色、2級では63色あります。(2026年時点)

見慣れない漢字や読み方、横文字が盛りだくさんです。

3級と2級を併願する場合は、127色を把握しなければなりません。

そこで、個人的に効果のあった手順は以下の通りです。

  1. 暗記の前に問題を解く
  2. 復習が必要な慣用色名を調べる
  3. 自分だけのイメージで覚える

詳しく見ていきましょう。

【手順1】暗記の前に問題を解く

私の場合、最初から公式テキストを丸暗記しようとすると、心が折れる気がしました。

そこで、スマホ用irobenアプリ(色彩検定で出題される慣用色名を学習できるサービス)を利用することに。

慣用色名を覚える前にirobenアプリをやると、当然最初はほとんど間違えますが、繰り返し解くことで自然と色名を覚えられたので、とても役立ちました。

【手順2】復習が必要な慣用色名を調べる

アプリで毎日繰り返し問題を解いてもなかなか色の見分けがつかなかったり、覚えられない慣用色名が出てきます。

そこで、間違えた問題や復習が必要な慣用色名を、公式テキストやインターネットで調べます。

例えば「桔梗色」。

公式テキストに「ききょう」という読み方や、写真の掲載があります。

さらに「桔梗」とインターネットで検索すると、改めて

  • 「ききょう」と読むこと
  • 桔梗という花が由来であること
  • 紫がかった青であること

などを一度に知ることができます。

文字だけで覚えるよりも、実際の色や由来と結び付けることで記憶に残りやすくなります。

【手順3】自分だけのイメージで覚える

そうは言っても、ただ見ただけでは、意外とすぐに忘れてしまいます。

そこで、最初に感じた「自分だけのイメージで覚える」が役立ちます。

例えば、

  • 「カーキーは緑っぽいと思っていたけど、実は茶色っぽい。」
  • 「マリンブルーもウルトラマリンブルーも"THE・青"ではない。」
  • 「コバルトブルーもコバルトグリーンも多くの画家たちが使う、"THE(これぞ)"という色」

このように、自分なりの一言を付け加えると意外と忘れません。

他にも、個人的に見分けが難しいと感じて、なんとか覚えた方法はこちら。


赤系

色名 覚え方の例
スカーレット 赤より少しオレンジ寄り
バーミリオン スカーレットよりさらにオレンジ寄り
朱色 印鑑の朱肉


茶色系

色名 覚え方の例
煉瓦色 赤レンガの色
栗色 栗の皮の色
チョコレート 栗色よりさらに暗い茶色


青系

色名 覚え方の例
ウルトラマリンブルー 「ブルー」だけど紫みが強い
マリンブルー 「ブルー」だけど緑みが強い
群青色 落ち着いたウルトラマリンブルー
杜若色 カキツバタの花のような青紫
瑠璃色 地球を思わせる濃い青
コバルトブルー 「THE・青」と感じる鮮やかな青


私が解いた2024年・2025年の過去問では、アプリで出てくるような「これは、スカーレットか、バーミリオンか…?」くらい見分けが難しめの問題は見受けられませんでしたが、アプリでこの見分けが際どい問題をやっておくことで、他の色との違いが明確になる印象でした。

ただし、スマートフォンの画面で見える色と、公式テキスト(本番の問題に近い色味)では、若干見え方が異なる場合があります。

そのため、irobenアプリで繰り返し学習しながら、公式テキストの慣用色名一覧でも色味を確認する方法がおすすめです。

そして、時間はかかり大変だけどやって良かったのは、過去問に出てくる色に対して、トーンの略記号と色相番号を書くこと。(慣用色名の問題以外も)

例えば、

色だけを見て「v2」と推測し、答え合わせをする。

間違えたらカラーカードで実際の色みを確認して覚え直す。

これをやると、認識の違いだけでなく、カラーカードとテキストの色みの違いを発見したりもします。

パーフェクトは難しいですが、6〜7割を目安に練習しました。

色を見る力が鍛えられるので、結果的にメリットが大きい勉強法のひとつでした。

 

まとめ

色彩検定では、似た用語や慣用色名を混同しないことが得点アップにつながります。

今回ご紹介した

  • 中性色と中間色
  • 色相配色とトーン配色
  • 慣用色名の覚え方

は、私自身も勉強中によく混同していたポイントです。

最初から完璧に覚えようとするのではなく、

  • 暗記の前に問題を解く
  • 間違えた問題や復習が必要な慣用色名を調べる
  • 自分だけのイメージで覚える

という流れで繰り返し学習すると、少しずつ知識が定着しやすくなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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